ネット被害の実態とは?【実例あり】|たくさんある書込被害の種類

誹謗中傷イメージ

今やインターネットが当たり前に存在する時代の中で、これまで数々のネット掲示板やSNSが提供されてきました。
そんな昨今、SNSやネット掲示板で「虚偽の事実」「悪口」「誹謗中傷」を書き込まれる被害が多発しています。

さまざまな例

Twitterinstagramをはじめとする数々のSNS、YouTubeTikTokなどの動画サービスや、
もはや誰もが使っているLINEにもブログ投稿やホーム投稿というSNSに近い使い方ができる機能があります。
Google食べログの口コミサイト、
更には2ちゃんねる(2ch)5ちゃんねる(5ch)爆サイ(bakusai)ホストラブ(ホスラブ)たぬき(V系初代たぬきの掲示板)などでも横行しています。

このページをご覧になっているということは、あなたも何かしらの被害を受けているか、誰かを傷つけてしまって困っているのではないでしょうか。
このページでは、現代で横行するネット書込にどんなものがあるのか、一例を挙げて紹介していきます。

嫌がらせ、いじめ、悪口、つきまとい

嫌がらせ(いじめ、いたずら、悪口、つきまとい)

大まかに言うと全てがこれに分類されるのではないでしょうか。
誰かの事を悪く言う事が悪口です。あなたが気にしている事を書かれたり、嫌な気持ちになる内容で理不尽ないじめを働く悪質な書き込みで困っていませんか?
もしこれを読んでいるあなたが書いてしまった側の人ならば、あなたの書込で傷ついた人が居る事を自覚しましょう。
どんなに悪気がなくても、言葉の受け止め方はその時その時でも違いますし、人によって感じ方は千差万別です。
それが言葉なのか、ネット書込なのか、その違いはさほど問題ではありません。

書き込みの例

  • デブじゃん
  • 禿げやん
  • 害悪で草
  • 自慢話しかしねーしウザい
  • 死ね
  • きもい
  • ブス

稚拙な言葉でも、時にナイフのように切れ味の良い武器となり、人の心を傷つけます。

深刻ないじめ社会 54万件を超える子供のいじめ

いじめの認知件数の推移

文部科学省が2019年10月17日に発表した、「2018年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果。
いじめの認知件数は、前年度比12万9,555件増えて54万3,933件となり、過去最多を更新しています。
内訳としては、小・中・高校・特別支援学校の内、小学校でのいじめが8割近くを占めています。

少女の妊娠 いじめに注意!

2020年の新型コロナウィルス感染拡大に伴う自粛期間中、保健師に多くの相談が寄せられたのが、なんと10代の少女の妊娠の相談。
「妊娠したかもしれない。親にも相談できない。不安で押しつぶされそうです。」など。普段10代の子供からの相談は3割ほどだが、自粛期間中には7割を占めるほどになっているそう。

なんと小学生からの相談もあるんだとか。

小学校中学年に差し掛かると、身体が大人になる準備を始めるお年頃。5年生や6年生にもなると男女で体格に差が出てくる子供も多いです。
この年頃になると身体的な事をネタにされていじめられる子供も多くいる中で、もし周囲に妊娠の事実が知れ渡ったら集中砲火を浴びる可能性もあります。

今では子供がスマートフォンを持ち歩きSNSを使いこなすのは当たり前の時代です。物事の良し悪しが判断できない子供ならではの酷いいじめも起きています。

10年前の2倍!大人社会のいじめも悲惨

厚生労働省の調査によると、労働局などに設けた総合労働相談コーナーに持ち込まれたいじめや嫌がらせの件数は年々増加している。
2018年度は82,797件にもおよんでおり、その数なんと10年前の2倍以上だと言われています。
しかしこれは調査によって表に出てきた件数であり、氷山の一角です。しかも2018年のデータです。

心無いいじめにより苦しんでいる人が、今ではもっと増えているに違いありません。
社会人にもなると自分の生活のために働いている人がほとんどです。言わば生きるために必要なライフラインの一つが仕事です。
それが、悪意に満ちたいじめによって職場に居づらくなったり、上司に酷くいじめられている場合は減給や降格など致命的な末路を辿らされる事も珍しくありません。

SNSによるいじめにより、精神的に追い込まれ、自殺をする人もいます。

誹謗中傷、根拠のない書き込み、名誉の毀損

誹謗中傷(根拠のない事、名誉の毀損)

よく聞く誹謗中傷という言葉。
悪い事を書いているのはわかりますが、一体どういう意味なのでしょうか。Wikipediaにはこんな風に書いてあります。

「誹謗中傷」は、「誹謗」と「中傷」を合わせた言葉である。

  • 「誹謗」 - 他人を悪く言うこと。そしること。
  • 「中傷」 - 根拠のない事を言いふらして、他人の名誉を傷つけること。

これら二語が並列して「誹謗中傷」と表現されることがある。「誹謗中傷」が動詞化して(サ変動詞化して)「誹謗中傷する」という用法も見られる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%B9%E8%AC%97%E4%B8%AD%E5%82%B7

つまり、悪口のようなものの中でも、事実ではない事まで含んだ悪い事をあれこれ書かれる事が誹謗中傷です。

いじめや悪口を言う人間が増えて更に酷くなると、身体面やメンタル面、その他被害者の背景にある事実とは異なる事を勝手に捏造して言い出す人も出てきます。
加害者の中で妄想は膨らみ、過激化していく傾向にあるので、早期解決が重要です。

書き込みの例

  • 嘘の情報を売って金を稼いでいる
  • 会社の人間と不倫をしている
  • 金をもらって粗悪品を紹介して儲けている
  • 犯罪者の子はやっぱり犯罪者だな
  • 親が病院でウィルスをもらってる
  • あちこちで女遊びをして回っている
  • スーパーで万引きしてて常習犯だ

自ら命を絶った女子プロレスラー 木村花選手

近年で世間に誹謗中傷という言葉を知らしめるに至った事件として、女子プロレスラーの木村花選手がSNSでの誹謗中傷により自殺を図り、実際に亡くなった事件です。
彼女は毎日100件以上の誹謗中傷を受け続け、精神的に耐えられなくなったとされています。
プロレスという過酷なスポーツをしていた人間ですら死を選ぶほど、誹謗中傷による精神的ダメージが大きいことが分かります。

木村花選手が亡くなった後、誹謗中傷をしていたアカウントの多くが逃げるようにして削除され問題視されています。
しかし、アカウントを削除しても発信者情報開示をすることで身元を特定できる可能性が高く、損害賠償を請求する事が出来る可能性が高いです。

そして、現代社会において誹謗中傷を受けやすいのが芸能やアートの世界に携わる有名人。
木村花選手が亡くなった後、たくさんの有名人が誹謗中傷に対する怒りを綴りました。